外壁の塗り替えを考えた時、「鎌倉市で助成金が使えるなら利用したい」と思いますよね。ただ、外壁塗装だけを対象にした制度と、省エネ改修などの支援は同じではありません。
地域情報メディア『鎌倉ごこち』のライター、みつひろです。家の修繕は金額も大きくなりやすいので、ぼくは見積もりを進める前に公的な制度があるかを先に調べます。
鎌倉市の住宅支援、国の断熱改修、景観のルールを分けながら、一般的な塗装との違いと、工事を頼む前に順番に知っておきたい事柄をたどります。
外壁塗装だけの市助成は掲載されていない
2026年8月11日時点で、鎌倉市の公式「住宅助成」には、一般的な外壁の塗り替えだけを対象にした専用助成は掲載されていません。耐震やバリアフリー、省エネなどは別の支援として案内されています。
ぼくも市の住宅助成を調べたとき、「外壁塗装」という制度名が見当たらず迷いました。塗装だけの助成と住宅改修の支援は別と考えると分かりやすいです。
- 一般的な外壁塗装
-
美観の回復や保護を目的に塗り替える工事です。
- 省エネ改修
-
断熱材などを使い、住宅の断熱性能を高める工事です。
一般塗装と断熱改修は制度が異なる
外壁を同じタイミングで工事しても、塗料を塗り替える工事と、壁に断熱材を施工する工事では制度上の扱いが違います。工事名より、実際に何を施工するかを見る必要があります。
見積書に「外壁工事」とだけ書かれていると、この違いが分かりにくいところ。塗装なのか、断熱材を使う改修まで含むのかで、候補になる支援も違ってきます。
外壁の断熱改修は国の制度も候補に
国の住宅省エネ2026キャンペーンでは、外壁や屋根、床などの断熱改修が補助対象工事の一つとして案内されています。
外壁を直す予定があり、断熱材を使う改修も行うなら候補になります。ただし、一般的な塗り替えだけで利用できる制度ではありません。
- 外壁に対象の断熱材を施工する
- 対象となる住宅の要件を満たす
- 登録事業者が申請手続きを行う
神奈川県の省エネ補助は受付を終了
神奈川県にも既存住宅の省エネ改修を支援する制度があり、対象の断熱材を使う壁の改修も対象になり得ます。ただし、窓などの改修が必須です。
2026年度分は申請額が予算に達する見込みとなり、6月8日分で受付を終了しました。来年度以降も同じ内容で実施されるとは限りません。
断熱塗料だけでは対象とは限らない
「断熱塗料」「遮熱塗料」と書かれた商品を見ると、省エネの補助が使えそうに感じます。ただ、国の制度で案内される躯体の断熱改修は、対象の断熱材を使う工事です。
断熱という名前だけで補助対象とは決まりません。塗料の性能説明ではなく、利用したい制度が定める対象工事や製品の条件を見ることになります。

「断熱塗装なら補助金」とは限らないんですね
鎌倉市の住宅支援
鎌倉市の住宅助成は、一つのリフォーム補助にまとまっているわけではありません。耐震、バリアフリー、省エネ機器など、工事や設備の目的ごとに制度が分かれています。
外壁工事と一緒に別の改修をする場合は、その工事に合う制度がないかを見る形です。市の住宅助成ページから、それぞれの担当課へ進めます。
外壁の色
鎌倉市では景観地区や景観計画区域があり、場所や工事の規模によっては、外壁の色彩変更や外観を変える修繕に手続きが関係します。
特に鎌倉駅や北鎌倉駅周辺の景観地区では、外壁の基調色などに制限があります。色を大きく変える予定なら、都市景観課の案内も見ておきたいところです。
史跡や名勝の指定地では、住宅の外壁補修や塗り替え、足場の設置に事前の許可が関係する場合もあります。鎌倉ならではの注意点です。
施工業者の条件
補助制度によっては、どの施工業者に頼んでも利用できるわけではありません。住宅省エネ2026キャンペーンでは、制度に登録している事業者が申請手続きを行います。
そのため、補助制度を利用したい場合は、見積もりを取るときに「この制度に対応していますか」と業者へ聞いておくと分かりやすいです。
契約や着工の時期
申請の時期は制度ごとに違います。県の2026年度省エネ改修補助は着工前申請でしたが、国の住宅省エネ2026キャンペーンは流れが異なります。
国の制度はリフォーム完了後に事業者が交付申請します。景観の手続きは着工前に必要な場合もあり、制度名ごとに日程を見る必要があります。
塗装だけか、断熱改修なども含むのかを見ます。
市や国の公式情報で対象工事と条件を見ます。
契約や着工との前後関係を制度ごとに見ます。
「助成金が使える」という営業に注意
訪問業者などから「この工事なら助成金が使える」と言われても、その場で制度名が分からなければ判断しにくいですよね。まず制度の正式名称と実施主体を聞きたいところです。
市の助成なのか、国の省エネ支援なのかで条件は別です。対象工事、申請者、施工業者、時期を公式ページで照らせば、営業の説明だけで契約を決めずに済みます。
さいごに
外壁塗装の助成金を調べていると、制度名や条件ばかり目に入ってきます。けれど、実際に使える制度は工事の内容によって変わります。
ぼくなら、まず「今回は何を直したい工事なのか」を一度考えます。塗り替えが中心なのか、断熱まで含めたいのかが分かるだけでも、探す制度はかなり絞れます。
まだ見積もり前でも大丈夫です。今回の工事でやりたいことを一つだけ書き出して、そこから使える制度があるかを見てみてくださいね。













