分籍届という手続き、名前は聞いたことがあっても、何をどこへ出すものなのか、すぐに頭に浮かんでこない方も多いと思います。戸籍に関わる手続きは、本籍地や戸籍の扱いが変わるため、見落としやすい点もいくつかあります。
鎌倉の地域情報メディア『鎌倉ごこち』のライター、みつひろです。手続き関係は名前だけでは分かりにくいと感じると後回しにしてしまうので、まず「何の手続きか」「どこへ行けばいいか」から順番に確かめるようにしています。
この記事では、鎌倉市で分籍届を出すときに確認したい提出窓口・必要書類・本籍地の扱い・届出前に押さえておきたい点を順番にまとめています。
分籍届で最初に確認すること
分籍届で最初に迷いやすいのが、「これは転籍届と何が違うのか」という点です。どちらも本籍地に関わる手続きですが、目的がまったく異なります。
転籍届は戸籍の筆頭者が本籍地を移す手続きです。分籍届は、筆頭者や配偶者ではない成年の方が、その戸籍から抜けて自分を筆頭者とした新しい戸籍をつくる手続き。名前の似た手続きが並んでいるので、混同しやすいところです。
分籍届とはどんな手続きか
分籍届は、戸籍の筆頭者とその配偶者以外の成年の方が、現在の戸籍から抜けて、自分を筆頭者とした新しい戸籍をつくるための届出です。

一度分籍すると、元の戸籍には戻れません
分籍後も、親子関係などの身分関係に変更はありません。ただし、一度分籍すると元の戸籍に戻ることができない点は、届出前に必ず確認しておきたいところです。
鎌倉市での分籍届の提出窓口
鎌倉市で分籍届を出す場合は、市役所の市民課または各支所が提出先になります。届出人の所在地、本籍地、分籍後の新本籍地のいずれかが鎌倉市であれば届出できます。
- 市役所市民課
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鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階(電話:0467-61-3905)
- 各支所
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深沢・大船・腰越・玉縄・山崎の各支所で受け付けています。
受付時間は平日8時30分~17時00分です。各支所は12時00分~13時00分の間、書類の預かりのみとなる点を頭に置いておくと当日焦らなくて済みます。
必要書類と本人確認の扱い
分籍届に必要な書類は基本的に二点です。令和6年3月以降、戸籍全部事項証明書(謄本)の添付は原則不要になりました。
- 分籍届書(窓口でもらえます)
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)
ただし、コンピュータ化されていない戸籍の方は戸籍謄本の添付が必要になる場合があります。自分の戸籍がどちらにあたるかよく分からない場合は、事前に市民課へ確認しておくと安心です。
本籍地について気になること
分籍届を出すとき、新しい本籍地をどこにするかを自分で決める必要があります。全国どこでも指定できますが、実際に存在する地番を使う必要があります。
現住所と本籍地は別物です。本籍地を変えても住民票の住所は変わらないため、混同しないよう先に頭に入れておくと、届出書の記入で迷いにくくなります。
戸籍への影響で確認したい点
分籍後は、自分が筆頭者となった新しい戸籍が作られます。元の戸籍には「分籍」と記載されますが、親子関係や続柄などの身分関係そのものには変更がありません。
分籍後の自分の戸籍謄本を取りたいときは、新しい本籍地の市区町村が請求先になります。本籍地を遠い場所に設定した場合、郵送請求が必要になることも。設定前に少し考えておく価値があります。
休日や時間外に届出できるか
平日の受付時間外・土日・祝日は、市役所の警備員室で書類を預かってもらうことができます。ただし実際の処理は翌平日になります。
分籍届は緊急性の高い手続きではないため、基本的に平日の窓口時間内に出向くほうがスムーズ。届出後に確認が必要な場面でも、担当の方と直接話せるので、ぼく自身はそちらをおすすめしたいと思っています。
届出の流れを先に見ておく
全国どこでも指定できますが、実際に存在する地番が必要です。
届書は窓口でもらえます。記入内容に不明な点があれば窓口で確認を。
市役所市民課または各支所に提出します。
届出人は本人に限られます。代理人による届出はできない点も、あわせて確認しておいてください。
見落としやすい点
見落としやすいのが、未成年の方は分籍届を届出できないという点です。また、戸籍の筆頭者とその配偶者も、分籍届の対象外になります。
分籍によって元の戸籍に戻る手続きは存在しません。戸籍が変わることで今後の手続きに影響が出るかどうか、個別の事情がある場合は市民課に相談してから届出するほうが安心だと思います。
届出前に市民課へ聞いておくこと
先に確認しておきたいのは、自分の戸籍がコンピュータ化されているかどうかです。コンピュータ化されていない戸籍の場合は、戸籍謄本の添付が必要になるため、準備する書類が変わります。
市民課への電話(0467-61-3905)で事前確認できます。平日の受付時間内であれば、書類の種類や届書の書き方についても聞けるので、来庁前に一度確認しておくと当日動きやすいです。
さいごに
分籍届は、名前から受ける印象より手続き自体はシンプルです。まず「自分の戸籍がコンピュータ化されているかどうか」をひとつ確認するだけで、準備するものが見えてきます。市民課へ電話する時間が取れそうなら、それだけでも動いてみてください。
手続き関係は名前だけで分かりにくいと感じると後回しにしてしまいがちなんですよね。でも「何を持って行けばいいか」が分かった瞬間に、気持ちが少し楽になる感覚があります。
届出まで進めなくても、一度だけ窓口へ電話してみるところから始めてみてくださいね。それだけで次の一歩がずいぶん近くなると思います。












