屋根の雨漏りや傷みを見つけると、「鎌倉市で修理費の助成が使えないか」と考えますよね。ただ、屋根修理なら一律で使える助成金があるとは限りません。
地域情報メディア『鎌倉ごこち』のライター、みつひろです。手続きは、業者へ頼む前に「何のための工事か」から確認するようにしています。
雨漏りなどの一般修繕、耐震、省エネ、災害復旧を分けながら、契約前に見ておきたい鎌倉市の公的制度と確認先を順にたどります。
屋根修理で先に分けたい四つの工事
屋根工事を調べるとき、ぼくなら最初に修理の原因と目的を書き出します。雨漏りを止める修繕なのか、耐震性を高める改修なのかで、探す制度が違うためです。
屋根ではなく工事の目的から制度を探すのがポイントです。省エネや災害復旧まで含めて分けると、別の制度と屋根修理用を混同せずに済みます。
- 一般修繕
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雨漏りや経年劣化など、屋根そのものの不具合を直す工事です。
- 耐震改修
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住宅全体の耐震性を高める目的で行う改修です。
- 省エネ改修
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断熱性能などを高める目的で行う住宅改修です。
- 災害復旧
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台風や大雨、地震などによる被害を直す工事です。
一般的な屋根修繕は別枠で考える
鎌倉市の住宅助成は、耐震やバリアフリー、省エネ機器など目的ごとに案内されています。雨漏りや古くなった屋根の補修をしたいだけなら、まず一般修繕として切り分けます。
ここでぼくも一度手を止めました。「住宅の補助」があることと、自宅の屋根工事が対象になることは別の話なんですよね。制度名だけで決めず、対象工事の欄まで見る必要があります。
耐震改修として対象になる場合
鎌倉市には、条件に合う木造住宅の耐震改修工事費を補助する制度があります。2026年度は対象や補助内容の拡大も案内されており、屋根工事が耐震改修の一部になる場合は確認しておきたい制度です。
ただし、屋根を直しただけで耐震補助になるわけではありません。市の耐震相談や診断など、制度が定める流れと住宅条件があります。建築指導課の制度案内で工事前に確認しておきましょう。

屋根だけ見ず、住宅全体の耐震工事かを先に見ます
省エネ改修に含まれる工事を確認
省エネ改修にも住宅向けの支援がありますが、屋根の葺き替えそのものを広く補助する制度とは限りません。断熱材や窓など、対象製品と対象工事が細かく決められている制度があります。
神奈川県の2026年度既存住宅省エネ改修補助は、窓の改修を必須とし、断熱材なども対象にする制度でした。ただし今年度分はすでに受付終了しています。国でも住宅の省エネ改修を対象にした『住宅省エネ2026キャンペーン』が実施されています。ただし、一般的な屋根修理ではなく、断熱改修などが対象となる工事となります。
台風などの災害被害で修理する場合
台風や大雨のあとに瓦がずれた、雨漏りが始まったという場合は、経年劣化の修繕とは事情が違います。修理を急ぎたい一方で、被害の記録や証明が必要になることもあります。
鎌倉市では、風水害や地震などで住家に被害が出た場合、申請に基づいて罹災証明書を発行しています。修理前の写真が手元に残っていると、あとから被害状況を説明しやすい場面もあります。
- 被害が分かる写真を残す
- 修理が必要な場所を確認する
- 市や保険会社の確認先を調べる
罹災証明と火災保険は役割が違う
罹災証明書は、市が災害による住家などの被害状況を確認して証明するものです。一方、火災保険で修理費が出るかどうかは、加入している契約内容や被害原因を保険会社が確認します。
罹災証明が出れば保険金も出るとは限りません。逆も同じです。保険を使えるか気になるときは、修理業者の説明だけでなく、契約先の保険会社や代理店へ確かめましょう。
対象住宅と施工業者の条件を確かめる
補助制度には、住宅の建築時期、所有や居住の状況、工事内容などの条件があります。施工業者について要件がある制度もあるため、「どこに頼んでも対象」とは考えないほうが安全です。
見積書が手元に来てから制度を探すと、条件の違いに気づきにくいことがあります。ぼくなら契約前に、住宅条件と工事条件、業者条件の三つだけ先に公式ページで確認しておきます。
契約や着工の前に制度を確かめる
補助制度で特に気をつけたいのが申請時期です。鎌倉市の耐震改修では契約前の申請が必要と案内され、県の省エネ改修でも交付決定前の着手は対象外とされています。
屋根は雨漏りしていると急いで直したくなりますよね。だからこそ、補助を検討するなら「契約したら申請できるか」ではなく、契約前に公式情報を一度確認しておくほうが動きやすいです。
雨漏り、耐震、省エネ、災害被害のどれに近いかを確認します。
住宅条件、工事条件、申請時期を制度ごとに確かめます。
必要な申請を終えてから、契約や工事へ進める制度もあります。
助成金をうたう訪問業者には注意
「鎌倉市の助成金で屋根を直せる」「火災保険なら自己負担なく直せる」と訪問業者から言われても、その場で制度や保険の対象と決まるわけではありません。
損害保険業界でも、保険利用を前提に住宅修理を勧める業者とのトラブルに注意を呼びかけています。急かされたときほど、市の担当課や保険会社へ自分で確認するようにしましょう。
さいごに
屋根の傷みが気になったら、まずできるのは状態が分かる写真を残すことです。台風や大雨のあとなら、いつ気づいたのかも分かる範囲で控えておくと、市や保険会社へ相談するときにも使えます。
そのうえで業者に見てもらうなら、「どこが傷んでいて、何を直す工事なのか」が分かる見積もりを出してもらいたいところです。ぼくなら金額だけでなく、修理の理由まで確認してから契約を考えます。
助成制度や保険が気になる場合も、その見積もりがあれば具体的に相談できます。今すぐ工事を決める必要がなければ、まず写真と工事内容を手元に残すところから始めてみてくださいね。












